下着のことを話そうと思う。
私の元々の専門は、女性の下着だ。ブラジャーだ。パンティだ。これまで何人もの生身の女性の下着をフィッティングしてきたか、数え切れない。羨ましいだろう?そうだろう?
そんな仕事をしてきて、私は下着マニアとなり、パンティを穿かずしてパンティのはき心地が分かるようになってしまった。
どういうことだか解っていただけるだろうか?
つまり、パンティを見ただけで『ココの縫い目がこうだから、こういう穿き心地で』とか『ココにこういう刺繍やレースがあると、邪魔で穿き心地が良くない』ということが分かってしまうのだ。
それを聞いたお客さんは「ほうほう」と納得して1枚買ってくださる。その後、再び来店されて「本当に言った通りの穿き心地だったわ〜。」と言ってリピートしてくれるのだ。そしてパンティだけではなく、パジャマとかも買ってくれる。
これは別に詐欺でも魔法でもない。私のマニアな性格と勤勉さと実直さが生み出した、れっきとしたセールスだ。店舗での販売員をするならば、これくらいやるのは普通だろう。
そして、パンティだけではない。
ある意味おっぱいマニアとなり、【おっぱいスカウター】なる特技を修得してしまったのだ。
【おっぱいスカウター】とは何か。
おっぱいスカウターとは、私の一部周辺でしか使われていない名称だ。私のマブダチが名付けた(マブダチはスマートなので、おっぱいとは言わずバストと謂う)。
要するに【測らずしておっぱいのサイズが分かってしまう】と、こういうことだ。
昨今のトレンドである80年代風ビッグシルエットの洋服だとさすがに難しいが、比較的ぴったり目な洋服なら大体分かる。正確に言うと、ブラジャーのサイズが分かるのだ。知り合ったばかりの人のオッパイをチラ見して、心の中で「あー、この人巨乳だな。Fはあるな」とか「C75くらいだな」と、一人呟いている。キモいだろ。グヘヘ。
まあ、私のおっぱいスカウターについての講釈はこれぐらいにして、おっぱいスカウターの技術はむざむざと修得できるわけではないので、本題の『サイズの測り方』と『下着選び』について話そうではないか(前置き長い)。
ブラジャーサイズの測り方・出し方
まずはブラジャーサイズの出し方。測る位置は下の図の通り。
生身の人間の場合、下着は着けたまま測ったほうが良い。ここポイント。ラブドールは関係ないよ。
ブラジャーが余っていようがキツかろうが、サイズを測るのには特に差し支えない。むしろブラジャーを着けておっぱいを上げた方が測りやすいし、ブラジャーの詳細な数字が出る(生身の人間の場合)。
アンダーバスト(おっぱいの付け根)を測る際、ブラジャーの下辺(特にワイヤーの部分)をググッと持ち上げるようにすると、より正確なアンダーサイズが測れる。
- メジャーと床を平行に
- アンダーを測る際は適度に締め(生身の人間の場合)
- トップを測る際は潰さないくらいにボディに沿わせて
に気をつけると良い。
自分のサイズを測るのも、他人様のサイズを測るのも、鏡を見ながらメジャーが斜めになっていないか、確かめて測るのをオススメする。
あくまでもこれはニッポン式の測り方である。
アメリカの某メーカーで店員さんに測ってもらうと、測り方が違うよ。サイズの出し方もちょっと違うからね。サイズ表記も違うけど、ブラジャーのサイズは、なんとなく世界共通と言ってもいいと思う。
ショーツ(パンティ)サイズの測り方・出し方
次にショーツ(パンティ)のサイズの測り方。
我が国ニッポンでは、パンティのことを業界では『ショーツ』と呼ぶが、ショーツといったら異国では『ショートパンツ』のことだ。ホットパンツやその類に当たる。
異国(英語)ではパンティだ。因みに、私の中ではニッポンの中で普通にパンティと呼ぶ方たちを【バブル世代】と定義している。
ショーツのサイズを測る際は、以下の図の通り。ウエストとヒップを測る。
ウエストはやや締め気味に、ヒップもあまり締めすぎずに気をつけて測る。
メジャーが斜めになっていないか、鏡を見るのだぞ。
『そんなハイウエストなパンティ履かないし!』とお思いの方もいるだろう。
だがしかし、これがパンティサイズの出し方で、実際にネット上でも何でもパンティの表示は《ウエスト》《ヒップ》のサイズを目安に選ぶことになっているのだ。
ラブドールの下着や洋服について
ラブドール のボディサイズは、ネットで買ったならその販売店に記載されているはずだが、まぁ念の為測り直してみてもいいと思う。
ラブドールは基本的に普通の人間より細いことが多く、洋服やブラジャーやパンティのサイズに苦労することだろう。
そんなラブドール愛好家の皆さんの要望にお応えすべく、当店では皆さんからのリクエストをお待ちしている。ラブドールの下着や洋服についてお困り事やご相談があれば、問い合わせフォームからどしどしお問い合わせくださいませ。